薬剤師の投資マニュアル

薬剤師の投資信託を応援するブログ/長期積立で安定して稼げる秘訣を大公開するブログ

薬剤師の投資・資産運用のリスク

こんにちわ、西園寺家康です。

f:id:pharmacore:20180917163707j:plain

 
リスクとは何でしょうか??リスクをしっかり理解できていない投資は危険です。リスクを知り、理解したうえで投資に向き合いましょう。下記サイトでリスクについて少しお話ししました。前回の復習もしつつ、深く掘ってリスクについて知っていきましょう。
 

 

リスクは不確実性

復習ですが、もう一度。例えばリスク30の株を10万円で買ったとしましょう。さて、どういう意味でしょう。。。

 

30%の確率で損をするって思っていませんか??

 

答えは購入した10万円の株の値動きが±30%の間ですよ。ということを示しています。プラスにも30%の確率で動くことを示しています。

 

リスクというと預けたお金が全部なくなるようなイメージが私にもありました。しかし、投資の世界でのリスクは世間のリスクとは異なっています。投資の世界ではリスクはバラつき(値動き)を示します。リスクの話についてはまた別の機会に詳しく説明します。

 

リスクとは損をする可能性であるとともに、得をする可能性でもあるのです。

 

期待リターンとは

「期待リターン」とはその投資対象に投資した場合に1年後に実現する可能性が高いと考えられるリターンのことです。

 

具体例(私のポートフォリオ

f:id:pharmacore:20180829150328j:plain

 

期待リターン(年率) 4.97 %
リスク(年率) 14.44 %
 
言い換えれば、

1年後に実現する可能性が高いリターン 4.97 %

資産の値動き  14.44%

リスクの許容範囲

 結論から言うと、リスクの許容範囲は人によって全然違います

  1. 年齢
  2. 家族構成
  3. 収入
  4. 金融資産額
  5. 資産運用の目的 

以上の条件等によりリスクが異なってきます。

年齢が低いほど、守るものが少ないほどリスクをとることが出来ます。

 

これらの要素を考えたうえで、リスクを負えるかを示す考え方があります。

 

それは安眠度です。

f:id:pharmacore:20180829234146p:plain

 

この表とリスクを決める5つの要因を参考に負えるリスクを考えてみましょう。

低リスクは0-2%、中リスク3-5% 高リスクは5%以上

と私は考えています。

 

リスクとリターンが分かる便利サイト 

リスク許容範囲が決まったならリターンとポートフォリオを決めることが出来ます。そこで簡単にリスクとリターンを計算をしてくれるホームページが無料で公開されています。私がおすすめするのはこの2サイトです。

 

長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海

ひと手間くわえた積立投資で資産形成 - インデックスファンドのバイアンドホールドを徹底して資産形成をめざします

 

これらのツールは各資産クラスの入力欄に、資産配分を打ち込むとそのポートフォリオ全体の期待リターンとリスクが自動計算されます

 

特におすすめなのは、「ファンドの海」です。私自身お世話になっているサイトです。今後30年間の運用シミュレーションが出来、グラフの結果を見ることが出来ます。

 

期待リターン:4.97% リスク:14.44%(期待値:4055.4 標準偏差:2253.0 中央値:3545.0 最頻値:2708.9)

by 長期投資予想/アセットアロケーション分析
 
・30 年間の投資総額は1,800万円。
・一番起こりそうな運用結果が2,708.9万円。
   年率にして約1.4 %です。
・運用結果予想
 2,700.9万円以上になる可能性(確率70%)
 3,545.0万円以上になる可能性(確率50%)
 4,653.1万円以上になる可能性(確率30%)
・期待値は4,055.4万円
・元本割れする可能性は9.6%
 

想定最大損失額の話

リスク許容度が自分に合っているかどうかは、その資産配分での最大損失額を受け入れることが出来るかという切り口もあります。では、どうやって最大損失額を計算すればいいのでしょうか。

 

一般的に標準偏差2倍を見ておけば、めったに怒らない最悪の事態を想定することが出来ると言われています。2標準偏差とは、4.5%以下で起こる確率のことです。

 

この考え方での計算式は

想定最大損失額=投資金額×{期待リターン-(標準偏差)}

 

投資金額を100万円とすると

想定最大損失額=100万円×{4.97-(2×14.44)}

=-23.91万円

★(標準偏差=リスク)

 

24%の資産の減少が最大の想定損失額です。

2008年に起きたリーマンショックは100年に一度の世界金融危機と言われ、2標準偏差を軽く超える損失を出しました。

 

従って、心配な方は100年に1度の金融危機も備えたリスク管理をするといいでしょう。その際は3標準偏差で計算します

 

想定最大損失額=投資金額×{期待リターン-(3×標準偏差)}

想定最大損失額=100万円×{4.97-(3×14.44)}

=-38.35万円

 

私の資産配分だと40%ほどの減少は可能性としては起こりうるということです。

 

薬剤師 xリスク

リスクはしっかりと考えるべき

理由1.仕事に集中できなくなる

患者と常に向き合っている薬剤師が、日々の株の動きに気持ちが揺れ動き、仕事中にも株が気になるって、薬剤師として失格だと思います。仕事や生活に影響を与えない程度でリスクをとることが大事です

 

理由2.安定した収入 があるからこそ、強気で

理由1とは逆に薬剤師だからこそ強気の投資もできます。これは薬剤師ならではの特権です。期待リターンが%を超えると積極運用と言われています。私は職がなくなる心配がないこと、20代という年齢であることより4.97%の利回りを設計しました。

  

今日はここまで。

まとめ

・リスクとは不確実性

・リスク許容範囲は安眠度・最大損失額で考える

・薬剤師と投信は最強の組み合わせ

 

tchuess!!